リズムを大切に
リズムよく
学習をうまく進めていくにはリズムが大切だという話を以前にしました。
ここで言うリズムというのは毎日の習慣に相当します。やると決めたことはきちんとその日のうちにすることです。そして勉強中はそれに集中することです。気を散らすものは遠ざけましょう。だらだらしていては、時間がもったいないですし勉強をしたところで何の意味もありません。
毎日の生活
夜は9時に寝て朝は7時に起きるというように、睡眠を中心に一日の生活を決めていきます。
どの時間に何をするか計画を立てておくと都合が良いです。私は、食事を決まった時間にとっていたので食事と睡眠を軸にして学習計画を立てていました。
ラジオ英会話
これほどリズムを整えるのに便利なものはないでしょう。
毎月冊子を買ってそれを見ながら聞くとよいです。とりわけ中学の「基礎英語」は一日3回も放送されるので朝も夜もリズムが乱れることはありません。私は出発が早かったので朝の放送はあまり聞けませんでした。その代わり夜は2回聞いていました。CD付も発売されていますが、ラジオの方が絶対に続くはずです。私は高校もお世話になりました。毎日、放送時間が決められているのでそれに合わせて勉強を進められます。
筋トレ
筋トレをした方が調子良く、勉強もはかどったので中学2年生頃から続けていました。
筋トレに励む父を見たのが事の始まりでした。メニューは次の通りです。腹筋30回、腕立て30回、鉄アレイ20回、木刀素振り30回。これらを一日当たり3~4セットします。足腰は丈夫なので上半身のみです。本には2、3日に一回が良いと書いていましたが私は毎日欠かさず行っていました。筋トレと言っても全くの自己流であり、やり方も正しいかどうかわかりませんがとにかく続けていました。負荷があまりに大きいとそれだけで疲れるので、筋肉を太くするのでなければ程よくするのがいいと思います。
最近になって、筋トレを真面目に再開しました。すべて自宅や公園などでの自重トレですが、きちんと本も読んで目標を定めて行っています。半年後には目に見える形で効果が出ていればいいのですが…。
散歩
入試の直前期など家で一日中勉強しているような日などには頻繁に散歩に出かけていました。
歩いてぼんやりと物事を考えるのは本当に気持ちがすっきりとします。海辺を歩いたり畦道を歩いたりと実家周辺は散歩に好都合でした。雲を眺めたり打ち寄せる波に見入ったり、田畑で野鳥のさえずりに耳を傾けたり…。年齢に関係なく享受できる味わいがあります。他にはサイクリングもよくしていました。一日中、屋内で過ごすのは気が滅入ります。
気を散らすものを遠ざける
近頃は、誘惑するようなモノがあふれているので勉強に集中するのが難しいかもしれません。
私の場合は、所有するモノが極端に少なかったのでそのような心配はありませんでした。私が唯一持っていた家電はラジカセ、電子機器はウォークマンで中学の時に自分で買いました。英語の学習に絶大な効果を発揮してくれました。高校に入ってようやくケータイを持ちましたがほとんど使わず本棚に飾っていました。
テレビには何の関心もなく気が向いたときに天気予報を見るくらいでした。
ゲームも興味はなく、家にもありませんでした。また、インターネットはつないでいませんでした。DVDの類もなく、他人が見れば何もない家だったかもしれません。その代わり膨大な数の本がありました。今もそうですがアナログの(ひと昔前の)生活はしっくりくるものがあります。どこか落ち着いたのびやかな雰囲気が良いのかもしれません。じっくり考えるゆとりがあるのです。
少ない持ち物
いつも、時流に乗り損ねてきました。
いや、正直に言うと「ひと昔前」にあこがれているのかもしれません。
時代遅れの生活が自分には合っているようです。テレビよりもラジオがいい。ネットよりも新聞がいい…。出かけるときは紙の地図と磁石で間に合わせています。いつも、せかせかしている人々を傍観してきました。
私の生活などはまさに簡素そのものです。
モノは少なくて十分です。昔からそうでした。
便利な生活を本当に便利と呼んでいいのかわかりません。
少なくとも私は、多少の不便さの中に幸せと満足を見出しています。
そして、その方が一つ一つのことに集中できる気がします。