卒業生からのメッセージ 2022 子どもの命の育て方

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自由な人になるために

「自由」という言葉は、「自分に由る」と書きます。「由る」には頼みとするという意味がありますから、自分を頼みとするのが、本来の自由です。自立して、自分の心を頼みとして生きている人は、自由です。

独立しているときに自由があります。人に頼ったり、人に何かを求めたりしていては、自由になれません。

身の回りのことを誰かにしてもらうのではなく、自分の力でします。自分でできることを自分の力でする子どもは、心が強くなり、自由な人に育ちます。欲しい物が何でも手に入る子ども、指示通りにしか動かない子ども、自分が考え出した遊びをしない子どもは、心が弱くなり、自由な人にはなれません。

子どもに知識ばかり詰め込んでしまうと、子どもの中にある自然の成長力が奪われます。知識を詰め込み、「早熟な腐りやすい木の実」になった子どもがどんなに不幸になるか。競争心を煽られ将来への不安を深めるだけです。名誉を争うためにいくら知識を詰め込んでも、平安にも幸福にもなれません。

子どもに知識を教えるよりも、自分の力で知識を見出すにはどうすればよいかを子どもに教えることのほうが大切です。わずかな知識だけしか持っていなくても、知識が本当に自分のものになっていれば、力強く生きられます。机の上の学習だけではなく、体験による学習で、子どもはたくましく育ちます。

子どもの命の育て方

毎日の生活で大人は子どもに生きかたを教えます。「人はよいことをすることによってよい人間となる」ということを大人が手本となって子どもに教えます。

いつも「よい人間になろう」と心がけて生活します。

子どもをおおらかに育てます。大人が子どもに余

計な手出しや干渉をしないで、自然な成長を邪魔しないことが大事です。子どもは自分自身の経験から学び、自力で自分の生き方を見出していきます。 

今の世の中には、幼い頃から教育しないと能力が育たないという考えがはびこっています。しかし、それは大きな間違いです。子どもの命は、感受性が強く、繊細で、柔らかくて、傷付きやすいのです。大人が余計な心配をして手をかけると、子どもの命は縮んでしまいます。命の柔らかさをなくして、こわばって伸びやかに生きることができなくなります。

親や教師は権威を持ってはいけません。子どもに指示したり圧迫感を与えたりしてもいけません。何もしないこと消極的な教育が子どもには必要です。

子どもは、やさしい心を持って生まれてきます。弱い者を守り、まわりの人と助け合いながら生きていくというやさしさがあります。自分の持っている能力を伸ばそうとする性質も生まれながらに備わっています。まわりの大人が「あれをしろ」「これはだめ」と言わなければ、好きなことに熱中して、自分に備わっている能力を存分に伸ばせます。その芽が子どもの頃から伸びるのか、大人になって出るのかはわかりません。しかし、人はみな「自分の能力を活かそう、活かしたい」と思っています。

生活と勉強

Tさん

 中学1年の最初の頃は自分から勉強しようという気持ちはありませんでした。しかし、久保先生に教えてもらったり、学び舎の落ち着いた教室で勉強したりしているうちに、勉強することが好きになり、自主的に毎日こつこつ勉強するようになりました。

3年生になり受験を意識するようになりました。私は初めから志望校を一つに決めていました。その高校は私にとって少しレベルが高く、ずっと不安でした。そんな私に、久保先生は、「りいなちゃんなら大丈夫です」という声かけをし続けてくれました。私は久保先生の声かけがあったからこそ、受験会場でも落ち着いて問題を解くことができ、無事に志望校に合格することができたのだと思います。

私が3年間学び舎で楽しく勉強できたのは、久保先生のお陰です。久保先生は「勉強しなさい」とは言わず、進むペースが遅くても温かく見守ってくれました。分からないところは分かるまで優しく教えてくれました。そして、勉強のことだけではなく、生活の仕方も教えてくれました。睡眠時間や一日の使い方や自然についてなど、人生で必要なことばかりでした。生活を豊かにするのに特別なことはしなくていいことも知りました。私は先生の話を聞くのがとても好きでした。よく聞き、先生の話を母に話しました。久保先生の言葉を思い出しながら普段の生活をすると、心に余裕を持つことができました。  久保先生に教わったことを忘れずに、これからも頑張ります。3年間学び舎に通ったことは、私の人生にとって、とても大切なものになると思います。

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学び舎タイムズ編集部

教職歴37年。中学・高校教諭、予備校講師を経て、1996年6月に小さな個人塾を開塾しました。
「将来的に役立つ学力を身につけた子どもを育てたい」という想いから生まれた、こだわりの天然木造教室は保護者からも好評です。

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