充実した日々を送るコツ

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充実した日々を送るコツ

今までを振り返って何よりも大切だと思うのは、規則正しい生活を送ることです。

自分の場合は、家族全員が早寝早起きでした。食事は決まった時間に家族そろって摂りましたし、寝る時間・起きる時間も毎日同じでした。正しいリズムを作ることで、心も身体も本領を発揮できる気がします。

もちろん、子どものうちはたくさん遊べばいいのです。ただ、ダラダラ過ごしてしまうと台無しですので、けじめはきちんとつけましょう。自分の場合は、両親を手本にしてそれに倣っていました。

何か打ち込んでいることがあるのであれば、それをとことん極めていくとよいです。多少の犠牲を惜しまずに、あることをやり遂げるのは大切なことです。何もかもが中途半端になってしまうと、後になって悔やむことになります。先月も触れましたが、得意なものは伸ばすのです。そうして得られたもの、身に付いたことは大人になってから自分を支えてくれます。

自分に苦手なものがある場合は、それに重点を置いて克服してしまうのも得策です。勉強に限らず、不得意なことは解消しておくと2学期も気持ちよくスタートできますよ。

どうしても行きたい学校がある受験生は、本気で勉強してみて下さい。9月に入試があっても受かってやるぞというくらいの意気込みで取り組めば大丈夫です。

まずは土台(生活)をしっかりと築くのが、充実した日々を送るための第一歩です。

目標・計画を立てる

物事を順調に進めていくには目標と計画が必要になります。目標がなければ自分が何をすればいいのかも見えてきませんし、そうして無為に過ごした時間を後々嘆くことになるかもしれません。

小中学生の皆さんは幸い、何をすべきかが明確にわかりやすいです。例えば、学習関係では何年生で何を習うかがきちんと決められています。テストは自分の理解度合いを測る参考になります。

私は小学生の時は、もっと新しいことを知りたい、知識を増やしたい、という純粋な思いで学習を進めていました。学習するたびに難しい文章も読めるようになってきましたし、身の周りの現象への理解も深まって来ました。それが嬉しかったのだと思います。

中学に入るときに受験勉強というものをしたのですが、その時の勉強は今までとは違ったものでした。簡単に言えば、試験のための勉強です。いかに速く問題を解くか、どれだけ正答に近づけられるかを意識しました。

中学生になってからは、(学校が順位を発表したりしていたこともあって)試験を気にするようになりました。試験での成績も目標の一つに取り入れることになりました。

目標があるなら計画を立てるべきです。計画といっても身構える必要はありません。問題集を一日に何ページ進むか決めるのも立派な計画になります。

何も考えずにただ、教科書を開いてみる、問題集を解いてみる…だけでは、やる気もでませんし、内容も頭に入りません。今日は何をするのか、明日はどれに取り組むのか。きちんと決まっていた方がやる気も出ますよね?

私は計画を立てるのが好きでした。

小学生の頃は、教材が単元別に章立てられていたので、それを基準にして進めていました。何も難しいことはしていません。まずは説明を読んで必要な事項を頭に入れ、基本問題で様子をつかみます。続いて演習問題、発展問題を解いていって理解を深めました。詳しい解説もあったのでそれも読み込みました。やる順序はいつも同じなので、およそ1週間で1章進むというような感じで決めました。その調子だと1年でどれくらい学習できるかがすぐわかるので、1年後、2年後にはどれだけの量ができるか簡単に紙に書き出したりもしました。

中学になるともっと綿密な計画を立てることにしました。

学習内容が増えたこともあって、どの教科をどの日に何時間だけ勉強するかをきっちり決めていきました。A4のコピー用紙に7本の帯グラフのようなものを書いて、月~日までどの時間帯に何をするかを15分単位くらいでまとめていました。このおかげで、ずいぶんと勉強がはかどりました。

自分で勉強時間を作り出してそれに従って勉強に取り組む感覚が楽しかったのを覚えています。

目標・計画を立ててそれを達成していく過程で身につくもの、得られるものは今後も役に立つはずです。この夏休みは、計画づくりにも取り組んでみてはいかがでしょうか?

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学び舎タイムズ編集部

教職歴37年。中学・高校教諭、予備校講師を経て、1996年6月に小さな個人塾を開塾しました。
「将来的に役立つ学力を身につけた子どもを育てたい」という想いから生まれた、こだわりの天然木造教室は保護者からも好評です。

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