学んで良く変わる

学んで良く変わる

学ぶことで人は良く変わります。学ぶときは、「良く変わろう」という気持ちでいることが大切です。勉強して良い成績を取っていてもずるい人がいます。勉強しても悪くなる人は学んでいるとは言えません。

子どもを掻き立てて勉強させる大人がいますが、それは教育とは言えません。圧力をかけると物の形が歪むように、強制して勉強させると子どもの柔らかな心が邪になって良く変わることができません。

誰からも束縛されないで学ぶ子どもは幸せです。自律した子どもになりましょう。自分で計画を立てて、「がんばろう」という気持ちを持ち続けましょう。そして目標をやり遂げましょう。どんな誘惑にも負けないで、強い心を持ってずっと学び続けていれば、良く変わることができます。練習すれば、もっと良くなります。With practice, you get better.

学ぶことは、自分が知らなかったことやできなかったことに挑むことです。難しいところも行き詰まったところも、自分の力と工夫で乗り越えましょう。　

自分を「自分の先生」と思って、怠け心を追い払いましょう。「わからない」という壁にぶつかったときも、他人の助けを当てにしないで、「自分でなんとかして前に進もう」としましょう。練習すればするほど、自信が大きくなります。The more you practice, the more your confidence will grow. 

最後までやり抜く

ニュートンは「巨人の肩に乗る」と言いました。長い歴史の中で優れた人たちが発明したり発見したりした知識を学ぶことをこのように言い表しました。

学んで知識を習得すると、よく考えることができます。今まで知らなかったことを知ったり、新しい技術を身につけたりすると、広く深く考えられます。

自分で学び方を考えましょう。自分で計画を立てて学んでいる子どもも、始めの頃は先生に言われた通りの宿題をして学んでいました。長い間学び続けているうちに、自分に合った学び方を作り出したのです。工夫しながらたくさん練習していました。試行錯誤を重ねて、独自の学び方を生み出したのです。

人はみな、才能についても経験についても他の人とは異なるユニークな存在です。自分より優れている人は大勢います。しかし、自分と同じ人は一人もいません。ですから自分のやり方で学べば学ぶほど自分の世界は広がっていきます。学びを重ねれば重ねるほど、個性的な生き方ができるようになります。

学ぶときは、口や手を使って練習しましょう。ひとりで学ぶときは、声を出して学ぶ方が、声を出さないで静かに学ぶよりも、深く学ぶことができます。手を動かして鉛筆でノートに書いて学ぶ方が、手を動かさないで学ぶよりも、深く学ぶことができます。

間違ってもへこたれず、何度でも粘り強く挑戦を繰り返しましょう。失敗から学び取ろうとする前向きな気持ちが大切です。失敗したときに再び挑戦するやる気を失ってしまったら、それでおしまいです。諦めずに最後までやり抜くことが成功の秘訣です。

知恵を育てる

創造的な仕事するときは、知識だけではなく、柔軟に物事を考える心の働き、知恵が必要です。

子どもが「どうして？」と問いかけたときに、子どもと一緒に考えましょう。親が面倒臭そうな表情をして答えると、子どもはそれを感じ取って疑問を言わなくなり、好奇心がしぼんでしまいます。子どもの「どうして？」にうまく答えることができれば、子どもの考える力はぐんぐん伸びます。子どものときに身につけた考える力は、その子にとっての一生の財産になります。子どもが「どうして？」と聞いたとき、すぐに答えを教えないで、子どもと同じ目線で見て、一緒に感じて考えることが大切です。

子どもに正解を教えることが重要ではありません。子どもは感受性が豊かです。好奇心をもって自分の頭を働かせると、「考えることは楽しい」と気づきます。考える喜びを覚えると、子どもは自分で知恵を巡らして、独創的な学びをするようになります。

子どもの視点に立って一緒に真剣に考えましょう。大人の感覚ではなく、子どもの考えに共感しながら対話しましょう。子どもは「自分の気持ちをわかってくれている」と感じると意欲が湧いてきます。　

考える力を育てるには、答えが正しいか正しくないかは重要ではありません。答えにたどり着くまでの推理力を身につける練習をするほうが大事です。　

「どうして？」と感じ、自分で答えを探していくことは、考える力、知恵を育てる大切な一歩です。　 子どもの頃に物事を筋道立てて考える喜びを味わった体験が、独創力の礎になります。