卒業生からのメッセージ 2018　Be strong and straight.

学び舎通信 179

Be strong and straight.

中学3年生の最後の授業で、卒業していく人たちに“Be strong and straight.” 「強く正しく生きるんだ」という言葉を贈りました。自分の人生を切り開くつもりで学び、自分の力で正々堂々と生きてほしい。

学び舎を巣立った人たちの作文を掲載します。

学び舎で学んだこと

泉南中　Sさん

私が学び舎で学んだことは、生活習慣の大切さです。朝起きる時間と寝る時間を決めて、7～8時間の睡眠をとる。栄養のある食事をとる。睡眠と食事に気をつける生活習慣に改善することで、勉強に対する姿勢が変わりました。今までと違う生活をし始めた頃は、計画したとおりに生活することは大変でした。でも、生活習慣を変えることで、自分が少しずつ変わり、意志が強くなり、自信がついてきました。

今は情報化が進み、多くの人がスマートフォンやゲームをしています。それらを一度やってしまうと、30分、1時間といつの間にか無駄な時間を過ごしてしまいます。だから、私は受験生の間は、「スマートフォンを触らない」と決めて、勉強にはげみました。すると、勉強に対する姿勢がまた変わりました。初めは、「スマートフォンなしでは無理だ」と思っていましたが、2週間ほど我慢すると、「スマートフォンなしでも大丈夫だ」と思い始めました。スマートフォンで連絡がとれない分、学校で友達とたくさんのコミュニケーションをとることができました！

また、「分かる」「知っている」という気持ちより、「分からない」「知らない」という気持ちでいるほうが成長できることを学びました。分からないことを素直に受け止めて、質問したり、調べたりして、理解します。説明を聞いても、調べても、分からなかったら、もう一度質問したり、調べたりします。それを分かるまで繰り返し、「分からない」を「分かる」に変えていくことで、成長していったと思います。

そこで気をつけることも学びました。分かった気持ちにならないことです。分からなくて、質問して、説明を聞いて、理解したと思って、いざ問題を解いてみるとできないということがありました。それは本当に分かっていなかったからでした。質問して、説明を聞いて、終わりではなく、自分でもう一度問題を解いてみて、理解しないと、本当の学びにはならないということを会得しました。

この学び舎で学んだことを無駄にしません。間違った問題は絶対解き直します。自分が絶対すると決めたことを継続して行うことは、自分の力になり、自信へつながります。一度決めたことは、絶対に曲げずに、努力していきます。高校では文武両道で頑張っていこうと思います。ありがとうございました。

４年かけて見つけたもの

信達中　Tさん

私は小学6年のときから、学び舎に通っていました。そこで、私が4年間の学び舎生活で学んだことを、学び舎で学んでいるみなさんに届けます。

まず一つ目は、自分ひとりで勉強をするという方法です。私は久保先生に教えてもらったこの方法で、テストの5教科の合計点を最高で100点上げることができました。その方法とは、反復法です。具体的には、定期テスト対策として、学校のワークやプリントを必ず3回以上、特に理科・社会は5回以上するというやり方です。何度も繰り返し練習すれば、このパターンの問題はこの解き方ですればいいということが、問題を見ただけでわかるようになります。

私の成績がここまで上がった理由は、もう一つあります。それは、ノートに書くときに、色を3色以内におさえるということです。以前、私はマーカーなどでたくさんの色を使って、見栄えの良いノート作りをしていました。しかし、色を限定することによって、ノート作りに費やす時間が少なくなり、重要な事柄が鮮明になり、すぐに良い結果が出ました。

私が学び舎生活で学んだことがもう一つあります。それは「目標を常に持ち続けること」です。私は中学3年で、「行きたい高校を見つける」という目標を立てました。そして、新たに、「その志望校に合格する」という目標を立てました。更に努力を続け、特待生として志望校に合格することができました。

今、私には決意があります。特待生とはいえ、私立高校に入学する以上、学費が掛かります。ですから、「必ず一番になる」という決意をしました。そのためには、この4年間通い続けた学び舎で培ったことを、高校で実践しなければならないと思います。

これを読んでいるみなさんも、ただ問題を解く、提出物を仕上げるというだけではなく、学び舎で学ぶことで、自分に合った学び方を見つけてください。