卒業生からのメッセージ 2018 Do it yourself.
学び舎通信 180
目次
Do it yourself.
自然に親しむ生活をして、子どもを育てました。幼い子どもは、自然現象の不思議や野生の命を五感で感じ、全身で考えました。液晶画面に映し出されるvirtual reality（仮想現実）ではなく、実際の体験が、感受性を養い、思考力を育てました。
また、“Do it yourself.（自分のことは自分でする）”の生活で、子育てをしました。困難の事に遭ったときに、最後に頼りになるのは、自分の力です。自分自身が強くなければ、self-help（自助精神）がなければ、自立した人生を生きてゆくことができません。
みなさんは、勉強していてわからないことがあれば、質問してください。でも、よく考えずに、すぐ聞いてはいけません。できるだけ自分の頭で考えて、どうしてもわからないときに、聞いてください。自分の力で頑張って考えれば、解決できることがたくさんあります。毎日、自分でできることを自分でしていれば、考える力が強くなります。
大切にしたいこと
泉南中 Oさん
私が学び舎で学んだことは三つあります。
一つ目は、自分から取り組む大切さです。
親に「勉強しなさい」と言われても、すぐに違うことをしたくなって、長続きしません。けれど、自分から進んで勉強を始めると、「最低ここまでしよう」と思って頑張ることができます。人から言われる前に、自分から取り組むことの大切がわかりました。
勉強だけではなく、自分の苦手なことを克服しようと思うとき、人に言われてからするのではなく、自分から始めることで、努力することができました。
二つ目は、小さな目標を毎回立てることです。
勉強を始める前などに、「今日はここまで絶対覚えよう」と目標を立てました。勉強にやる気が出ないときでも、「目標を立てたから」と、頑張ることができました。苦手なことをできるようにするときも、小さな目標を立てて、少しずつできるようにしていくことで、頑張り続けることができました。
三つ目は、少しずつ続けることです。
小さな目標を立てても、続けないと、意味がありません。勉強はコツコツ続けることで、少しずつ身についていきます。一度目で解けなかった問題が、何度も繰り返し練習していると、解けるようになり、似たような問題も解けるようになりました。
私は学び舎でたくさんのことを学びましたが、特にこの三つのことを、これからの高校生活でも、大切にしていこうと思います。
学び舎で良かった
信達中 Tさん
私が学び舎に通い始めたのは、中学1年の1学期の途中からでした。でも、その時は、「まだ1年生だし、勉強をしたくないから、いいや」という気持ちで、勉強にはあまり身を入れず、部活動を優先していました。試合があるから塾を休む、練習で疲れたから塾を休む、など自分を甘やかしてばかりでした。当然、成績はあまり伸びず、悔しい思いをしました。
2年生に進級しても、部活動優先という私の考えは変わらず、塾を休むことが多かったのですが、勉強に焦りを感じ始めました。そこで、学び舎に自習に行き、久保先生に質問する回数を増やしました。分からなかった問題は全て、先生がくわしく解説して、優しく教えてくださったので、私の成績は少しずつ上がっていきました。
難しい問題が解けるようになると、「勉強するのが楽しい」と思うことが多くなりました。同時に、「やればできる」という達成感も味わえました。
3年生になると、一つ一つのテストが今まで以上に重要になり、焦りや不安を感じることが多くなりました。行きたい高校をなかなか見つけることができませんでした。目標が定まらないので、勉強に進んで取り組むことができませんでした。
ようやく志望校を決めたのは、2学期の終わり頃でした。「気持ちを入れ替えて頑張ろう」と思いました。しかし、学校の先生には、最後の最後まで、「今の成績では合格するのは無理です」と言われ続けました。そんな言葉にショックを受けましたが、「絶対に見返してやろう」と思いました。そして、学び舎に毎日のように通い続け、努力しました。
受験当日、久保先生にいただいた「受験の心得」をもう一度読み返し、入試に挑みました。私の受験した高校は80人以上が不合格になるので、合格発表の日まで、不安でいっぱいでした。結果は“合格”でした。今まで学び舎で頑張ってきて本当に良かった、と思いました。久保先生、最後まで応援してくださってありがとうございました！！ 学び舎最高！！
