卒業生からのメッセージ 2016 FULL LIFE
学び舎通信 158
Full life
成績が伸びない原因は、十中八九生活の乱れです。
まず、食事。
野菜・海藻・穀物・魚・肉・果物を好き嫌いせずに何でも食べます。偏食をなくすことは、環境や他者に対する柔軟性・積極性を育む効果があり、心も体も強くします。
朝ご飯を必ず食べます。朝食を食べている子どもは成績が良いという研究や事例が、たくさんあります。脳はブドウ糖をエネルギー源とするため、朝食を抜くと血糖値が上がらず、午前の授業に集中できません。朝食をしっかり食べると、体力に余裕が出て、成績が上がり、学校生活が充実します。
次に、睡眠。
早い時間に就寝し、質の良い睡眠を取ります。成長ホルモンの分泌は、深夜1~2時ごろにピークを迎えます。早寝早起きをすることで、心と体が成長します。
最後に、簡素化。
ゲームや携帯電話などの猥雑なものに翻弄されないことです。携帯電話は、無闇に生活に介入してくるため、生活のリズムを乱します。安全のために携帯電話を持たせるという考え方もありますが、むしろ、帰宅時間の厳守や、感覚や身体を鍛えて、危険を察知する能力や護身術を身につける方が効果的です。
生活をすっきりさせ、生きがいのある人生について思考し、全力で生きるのです。そういう生き方をfull lifeと言います。
卒業作文の4回目です。
久保先生へ
西信達中 Mくん
僕は小学6年の3学期に、友達二人と学び舎で体験学習をしました。そのときはとても楽しく、今でも記憶に残っています。
そして、中学1年生から学び舎に通いました。学び舎には勉強する雰囲気があって、集中して勉強することができました。1年生の時は、学び舎に入ったばかりなので、分からないところがあっても、久保先生に質問できませんでした。
でも、2年生になって、先生に質問できるようになりました。それは、久保先生がどんな時も、優しく接してくれたからだと思います。
3年生になって、受験生になり、勉強、勉強の日々になり、辛いなと思うようになりました。3学期になると、水曜日以外、週6日間学び舎に行き、勉強しました。
学び舎で勉強していると、久保先生がときどき、話をしてくれることがありました。久保先生の話を聞いたり、久保先生の笑顔を見たりして、勉強していると、なぜか心の疲れが取れました。
高校受験の日が近づいてくると、だんだん不安になってきました。でも、入試の前の日に、久保先生に「自信を持って臨めば、大丈夫」と言われ、手を握ってもらったり、背中を叩いてもらったりすると、なんだか自信が湧いて来ました。
一生懸命勉強したから大丈夫という自信を持って、受験に臨みました。そして、無事、志望校に合格することができました。それは、久保先生がこの3年間、僕を支えてくれたからだと思います。
学び舎に入り、学び舎の先生が久保先生で本当によかったです。これからも、健康でいてください。
中学3年間の勉強を振り返って
泉南中 Yさん
私は理科と社会が苦手で、テストでは毎回良い点数を取れていませんでした。でも、3年生では良い点数を取りたいと思ったので、授業で分からないところは、先生や友達に質問したり、問題集を何度も解いたりしました。
勉強をしているうちに、だんだんと自分の勉強法が見つかり、少しずつ成績が上がってきました。自己最高点を取ったときの思いは、今でも忘れられません。点数が上がらないときもあったけれど、一生懸命勉強をしたので、悔いはありませんでした。
受験勉強をしているとき、全てが自分の思い通りにならなくて、とても悔しくて、受験生を辞めたいと思うことがありました。
でも、誰でも通る道であり、誰でも同じ思いをしているということを知りました。だから、私も諦めずに、頑張って勉強しました。そして、志望校に合格することができました。
「何事にも諦めずに頑張ることで、必ず良い結果が自分に返ってくる」ということを学びました。 高校では、私の夢である看護師に一歩でも近づけるように、頑張ります。辛いことや悔しいことがあっても、学んだことを忘れずに、日々を過ごしていきたいと思います。