東大生が教える勉強のコツ|教科別

目次

広く学ぶ

「嫌いだから全く勉強しない」のは、将来の自分の世界を狭めることになります。

自分の世界というのは職業とかそういう意味ではなく、自分の知識や考えといった素養に関わることです。自分の世界が狭いと短絡的な思考に終始してしまいますし、簡単に外部の情報を鵜呑みにしてしまうかもしれません。

逆に自分の世界が広ければ、出会ったもの、見た光景、聞いた話、すべてのものを関心を持って迎えることができます。

生活自体に広がりと発展があります。こんな人生って豊かだと思いませんか?楽しい人生を送りたいのであれば、幅広く学んでおくべきです。嫌いだと感じるのは、きちんと向き合っていないからです。深く学んでみれば、必ず面白いと思うはずです。皆さんの脳はそのようにできています。

習得のコツ

目標も意欲も持たずに勉強をつづけたとしても、時間を浪費してしまうだけです。せっかくの貴重な時間を勉強にささげるのであればコツをつかんでおきましょう。

何かを習得するために最も大切であり、根幹をなすのは反復練習です。勉強に限らず何事に関しても繰り返すことで、それまで出来なかったことが出来るようになります。生まれつきの能力はそれほど関係ありません。ひたすら根気強く取り組むことで能力はどこまでも高めることが出来ます。

以下に科目別のコツを書きました。これに従う必要は全くありませんが、私は以下の方法でうまく学習できました。

英語

文の構造が日本語と全く違うため、慣れが必要です。初歩的な単語は問題を解いているうちに自然と覚えられますが、それ以上の単語は意識的に覚えていかなければなりません。単語帳を作って毎晩見直しましょう。英作文は総合的な力が必要なので、それに徹すると一気に上達します。つまるところ、外国人と話せなければ意味がないので、NHKラジオの英語番組で積極的に発声練習するのが一番かもしれません。文構造は問題集をやり込むことで習得してください。

算数

日々の生活に直接役立つ科目です。男女で差が出やすいようですが、練習問題を数多く解くことで力がつきます。柔軟な発想が求められます。

数学

1年生からの積み重ねが非常に重要な科目です。発展性があり、無限の可能性を秘めています。基礎があやふやだと応用もできないばかりか、次のステップに進むこともできません。数式が苦手という声を多く聞きますが、途中であきらめてしまった人でしょう。根気よく取り組めばその奥深さに気づくはずです。論理的思考力を鍛えるのにも持ってこいです。

国語

人が書いた文章から問題を出すという、考えてみれば奇妙なことをしているものです。人によって得意不得意が分かれる教科です。わざわざ国語に時間を割くのであれば、読書をしていた方がよっぽどいいのではないかとさえ思います。私にとっては、様々なジャンルの文章に触れることができるというのが唯一の魅力でした。古文漢文が分かるようになると、異なる時代の文章を読めることに感動しました。

理科

自然が大好きだった私にとって、その仕組みを教えてくれる教科でした。座って話を聞くよりも校庭で草のスケッチをしたり、実験したりする方が何倍も楽しかったです。理科離れという言葉もありますが、誰しも生まれながらにして理科好きだと信じています。自然に親しんで生きていくのが人間のあるべき姿ではないでしょうか。好奇心を原動力にして学ぶべき科目です。

社会

とにかく覚えることがたくさんあります。最も暗記のイメージが濃い教科ではないでしょうか。大まかな流れさえ知っておけば十分なものを、テストでは細かい年代まで聞かれるので厄介です。私は語呂合わせで覚えました。このやり方を嫌う先生も多いですが、何の関連もない数字(年代)と人名、地名を合わせて覚えるなんて不可能です。それに昔の出来事はコロコロと説が変わるものですから、年代くらいは語呂で覚えても許されるでしょう。なお、暗記は寝る前と起きた直後に行うと覚えやすいです。

最後に

  1. 間違えたところはすぐに解きなおす
  2. 分からないものは根気よく考える
  3. 繰り返し学習する

この3点をしっかり守れば、みるみるうちに上達するはずです。

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学び舎タイムズ編集部

教職歴37年。中学・高校教諭、予備校講師を経て、1996年6月に小さな個人塾を開塾しました。
「将来的に役立つ学力を身につけた子どもを育てたい」という想いから生まれた、こだわりの天然木造教室は保護者からも好評です。

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