【東大生が伝授】9割取れる一流のテスト勉強術
テストは才能の良し悪しを測るものではありません。努力量を評価するものです。点数と学力は必ずしも相関しません。点数が低いからといって学力が足りないわけではありません。また、正しく努力すれば高得点を取ることができます。
9割取れる一流のテスト勉強術
今回の記事では、私が実践してきたテスト勉強術を紹介していきます。
計画は必ず作成
やることが決まっていないと集中力が続かないです。何となく机に向かうのは、時間をどぶに捨てるのと同じ。時間と労力の浪費です。勉強計画を作成して、どの日のどの時間帯に何をするのか明確にすることで、見違えるように意欲と集中力が高まります。私は1日単位で学習計画を作り、1週間おきに改善していました。計画は机の前、もっとも目につく場所に貼ることで、全力で勉強できる環境を整えました。
3週間前から対策開始
テスト対策は3週間前から始めます。テスト1週間前には8割以上の点数を確実に取れるよう意識してください。直前に慌てて詰め込み勉強をしても、疲れるだけです。高頻度の反復練習を長期間続けることで、短期記憶(忘れやすい)を長期記憶(忘れにくい)に移していきます。また、演習を重ねることで内容を完全に理解するようにしていきます。一夜漬けは最も非効率的な方法です。
高得点を狙う
まずは成功体験を作ると良いです。本気で努力すると高得点が取れます。毎回のテストが好成績だと勉強意欲も高まります。せっかくテスト勉強に取り組むのであれば、満足の行く結果を出してみましょう。勉強のコツやノートの取り方は過去の記事を参考にしてください(学び舎HPからも閲覧できます)。
テスト終了後に猛勉強
テストは主に①暗記系と②理解系の2つから構成されています。理解系での失点は、内容を学習できていないということですから、猛省すべきです。テスト本番で解けなかった問題は徹底的に演習を積んでマスターしてください。
テスト返却後に分析
改善点を洗い出します。失点の原因を①暗記不十分、②理解不十分、③ケアレスミスの3つに分類していきます。ケアレスミスは、日常の学習で気をつければ自然と減ります(単位や時制の一致など)。
まとめノートを活用
理解不十分な箇所はノートにまとめていきます。この作業をしない限り、いつまで経っても解けないままです。テストは内容の理解度チェックと努力量評価を行うことが主な目的です。点数が悪ければ、まとめノートをしっかり作って埋め合わせしましょう。
テストとの向き合い方
才能ではなく努力量を評価
テストの出来が悪かったからと言って、「自分はダメな人間だ…」と思うのはナンセンスです。単に努力していないだけです。あなたは才能がないのではなくて、真剣に取り組んでいないのです。
点数と順位に振り回されない
あくまでも、モチベーション維持のために使いましょう。あなたの学年順位が真ん中くらいなら、努力量も真ん中、勉強にかけている時間も真ん中ということです。勉強の達人になるには、質(集中力)と量を両方とも増やす必要があります。成績が悪かったとき、点数を見て落ち込むのではなく、努力できていない自分を反省してください。
テストのせいで勉強嫌いになるのはもったいない
テストの最大の弊害はこれに尽きます。本来、自分の理解度チェックとして用いるべきものが、いつの間にか、他人との差を如実に表すモノとして使われ始めました。親や先生までもが順位や偏差値を気にし出したら、教育が崩壊したのも同前です。この記事を読んだあなたは正しく向き合ってください。
テスト勉強をしない選択もある
私はテスト勉強を辞めることにしました。時間が惜しかったからです。真面目に試験対策に取り組むと時間がどんどん失われていきます。また、試験が終わると暗記知識は消失します。テストだけに捧げるのが虚しくなり、中2の秋以降はテスト勉強を一切しなくなりました。その結果、テスト順位はやや下がりましたが、自分のしたい勉強(先取り学習)に時間と労力を注ぐことができました。テストに囚われない勉強も大切です。
9割以上の点数を安定して取れるようになったら、テスト勉強から卒業して、その先の勉強を進めると良いです。テスト勉強だけで学生時代を終わらせるのはもったいないです。もっと深い勉強、自分だけが取り組める勉強にエネルギーを使うべきです。